誰も農業を知らない

 本書を通してあらためて考えるようになったのは次のようなことだ。 有機農業はライフスタイルとしてとらえた方がいい 家族農業を応援することも農業の効率化に欠かせない  詳細は後ほど述べるとして、この二点は丹波市の現状に即しても深めていけそうなポイントである。   続き …

まちなかホテル決戦(拾遺)

 前回「まちなかホテル決戦」で、今回の関連議案をご紹介しました。 議案66号「丹波市支所設置条例の一部を改正する条例の制定」 議案75号「丹波市立旧柏原町役場庁舎条例の制定」  このうち75号の審議は特別委員会を組織して行っています。  通常であれば、支所関連 続き …

まちなかホテル決戦

 6月議会、これまで議論を重ねてきた「まちなかホテル」事業がいよいよ最終段階、というか区切りの提案が出ています。ま、決戦とタイトルするのはおおげさだけど。  このブログでの関連投稿は次の通りです。 「まちなかホテルの迷走(への助走)」(これまでの経緯) 「まち 続き …

農民の権利としての「種子」

 「種子法をめぐる議論沸騰」で、主要農作物種子法廃止に関する請願の審査についてご紹介しました。実はあの請願、その後請願者から一部修正したいとの理由で取り下げられました(これもまた異例のことです)。  その後あらためて請願したいと相談があり、今度はぼくも紹介議員 続き …

6月議会補正予算を読む

 さて、6月議会に出された補正予算についても見ておきましょう。2億2,379万円の補正で、当初予算と合わせて年間予算は353億2,379万円となります。 来年4月6日に市役所の窓口移転があります  今年度中に契約を済ませるものの実際の支出は来年度を見込む「債務 続き …

6月議会での議案審議(いつものドタバタ編)

 さて、6月議会に提案されている議案、「生活に身近編」に続く後編です。「いつものドタバタ編」と皮肉なタイトルにしたのはワケがあります。 条例提案、慎重にしてね 議案77号「丹波市火災予防条例の一部を改正する条例」  「不正競争防止法等の一部を改正する法律」の施 続き …

6月議会での議案審議(生活に身近編)

 さて、6月議会に提案されている議案をさらっておきます。補正予算については別にしますね。後編は「いつものドタバタ編」です。 丹波市豪雨災害を忘れないために  今回の目玉はやっぱこれかな。 議案71号「丹波市「心 つなぐ」防災の日を定める条例」  2014年8月 続き …

議会を通さない市長による専決処分

 6月議会が始まりました。 議会の初日は、市長から議会への報告事項の他、議会の閉会中に市長が専決処分した案件に対する承認から始まります。 専決処分とは何か、そして不承認の場合は?  専決処分というのは、議会にかけるべき案件でありつつ、それを経ずに市長が決裁して 続き …

ポピュリズムとは何か

 ポピュリズムとは何かと聞かれて、どう答えよう?  大衆の人気をとる政治家といった印象でしか答えられない。大衆の声を反映するのであれば、それもまた民主主義といえるだろうか。  本書においてヤン=ベルナー・ミュラーは、それを真っ向から否定している。ポピュリズムは 続き …

未来への3つのタネ

(柏原ロータリークラブ 卓話 2019年4月12日)  平成の時代は、丹波地域にとって暗い時代でした。災害も続きましたが、なにより地域から人が消えていった。  未来に夢を持てた昭和時代は「ホロンピア88」(昭和63年)のにぎわいとともに終わりました。バブル景気 続き …