公務員の退職手当はどこから支給される?

 みなさん、地方公務員の退職金ってどこから支給されるかご存知でしたか?  自治体からではないのですね。「職員退職手当組合」というのが県単位で作られていて、その組合から支給されるのです。  今回は、そのあたりの話を。 退職手当組合は自治体が共同して設立  退職手 続き …

オンラインで議会を開くことは可能か?

 先のエントリ「議会や議員とは何かがようやく法律に明記される」で、議会への請願書提出、議会から国への意見書の提出がオンラインでも可能になるという話を紹介しました。  ついでに、議会そのもののオンライン開催について、整理しておきます。  基礎資料は、令和5年2月 続き …

一部事務組合の協議と議会の議決そして教育委員会の意見

 以前「丹波少年自然の家のこれから」で述べた、丹波少年自然の家の行方がようやく固まってきました。 ・議案56号 丹波少年自然の家事務組合の解散に係る協議・議案57号 丹波少年自然の家事務組合の解散に伴う財産処分に係る協議・議案58号 丹波少年自然の家事務組合規 続き …

臨時財政対策債は「禁じ手」か

 以前、「減収補填特例交付金」について「地方特例交付金(減収補填特例交付金)と減収補填債」で紹介しました。  地方自治体の財源不足に関連して、今回は「臨時財政対策債」について取り上げましょう。  最初に簡単に説明しておくと、臨時財政対策債とは、地方自治体が、財 続き …

地方特例交付金(減収補填特例交付金)と減収補填債

 9月議会に提案される補正予算では、国からの交付額が決まった結果、組まれる補正項目もあります。  今回はそのうち「減収補填特例交付金」を取り上げます。 そもそも地方特例交付金とは何か?  今回の補正予算では、当初予算段階で5,200万円で上げていた「地方特例交 続き …

予定価格と最低制限価格を決める-入札制度の話(2)

 入札制度についてのお話。後編です。  丹波市が仕事を発注するときの契約の方法は、次の3種類と先に述べました。  前回の「随意契約とプロポーザル方式-入札制度の話(1)」で、このうち「随意契約」について紹介しました。  今回は、競争入札について。 指名競争入札 続き …

随意契約とプロポーザル方式-入札制度の話(1)

 今回の議会では契約案件が2件。 ・議案54号 工事請負契約の締結・議案55号 物品購入契約の締結  これらはいずれも「丹波市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」に基づいて提案されるものです。 以前「議会に付さなくてはならない事件たち- 続き …

人権擁護委員と民生委員、あるいは議会同意人事の話

・同意20号~41号 人権擁護委員の候補者の推薦  今回、人権擁護委員として22名の方の推薦が同意案件としてあがっています。いずれの方も再任です。  ところで、こうした人事にあたって議会の同意を必要とする案件って、他に何があるのでしょうか? 議会同意を必要とす 続き …

地方債の発行条件と充当率及び交付税措置率

 今回は地方債の発行についておさらいしましょう。  というのは、今回の議会で、公衆トイレを新たに設置する条例が提案されました。  JR福知山線の石生駅及び谷川駅にあるトイレがその対象。 もっとも、これらはすでに利用されているトイレです。管理も委託管理下において 続き …

繰越明許費計算書ってどんなもの?

 6月議会の議案解説、今回は報告事項3件、同意案件1件、議案11件です。  報告案件については採決はありませんので、本会議で質疑のみ行われます。  今回の報告事項は繰越明許計算書が3種類。以前「議会に付さなくてはならない事件たち-事故繰越しの話も少し-」で触れ 続き …