
子どもが忌避される時代―なぜ子どもは生まれにくくなったのか
すばらしい本だ。 そう、現代は「子どもが生まれにくくなった」時代だ。少子化対策がとられてもいる。しかしそれらがどれほど実行力を持つか。 少子化を母親の、あるいは家族の問題としてとらえる傾向がある限り、子どもが生まれにくくなった真相は見えてこない。 本田和子さん 続き …
社会起業家/雑文家
すばらしい本だ。 そう、現代は「子どもが生まれにくくなった」時代だ。少子化対策がとられてもいる。しかしそれらがどれほど実行力を持つか。 少子化を母親の、あるいは家族の問題としてとらえる傾向がある限り、子どもが生まれにくくなった真相は見えてこない。 本田和子さん 続き …
必読。 ソーシャルキャピタル、地域コミュニティといった方面に関心を持たれている方にぜひお薦めしたい。 コミュニティについて語るとき、今もっとも参照されるのはロバート・D・パットナムによる「ソーシャル・キャピタル」の考え方だろう(『孤独なボウリング―米国コミュニ 続き …
これは、「新しい世界モデル」についての本。 構成がとても親切。 第一章で、ぼくたちは「新しい世界モデル」が必要とされるようになった時代背景を知る。第二章は「新しい世界モデル」についての概説だ。
主題で「何か」と問い、答えを抜き出したのが副題になっている。 本書のポイントをついた副題なので、これを下の方から読み解いてみよう。 まずは「法則」だ。 サイトウ・アキヒロさんは本書で、日本のゲーム作りの裏にあった経験則を言語化し、「法則」として普遍的に記述しよ 続き …
「就労」でもなく「対人関係」でもなく、とある。 逆に言えば従来のひきこもりの出口は、「就労」あるいは「対人関係」におかれていたということになるんだろうね。そのあたりの社会的文脈を、石川良子さんはこんな風に振り返っている。 まず、ひきこもりが新聞にとりあげられる 続き …