多様性こそが地域の未来の礎になる

友人から、2年前の誕生日にぼくが書いた投稿を教えてもらって、あらためて読み返して、ああ、変わってないな、この思い、と感じたので、あらためて引用します。 その日は、多くの方からメッセージをいただき、おまけに、会社で開催したセミナーの場でサプライズでお祝いをいただ 続き …

クリエイティブなまちは「したて」が重要

リチャードフロリダの『クリエイティブ・シティ』というのは良く参照する概念です。 なんといっても、クリエイティブっていうのはぼくのルーツのひとつでもありますし、それと地域活性が重なることから、ずっと気になって。 その中で、クリエイティブな都市の特徴として、3つの 続き …

共同体の基礎理論―自然と人間の基層から―

近代化のなかで「共同体」は解体すべき対象であったという、「まえがき」でも述べられている視座が、本書の確かな土台となっている。 その「共同体」が今、あらためて未来へ向けた可能性として期待されている。この期待を語るとき、ぼくたちは安易に「人間関係(縁)」「思いやり 続き …

20世紀ファッションの文化史―時代をつくった10人

楽しく、かつ刺激的な一冊。 ファッション業界に限らず、およそクリエイティブに関わっている人であれば、インスパイアされる箇所が多いことだろう。 あるものごとの歴史を取り上げるにあたって、人に焦点をあてるアプローチがある。このコーナーでとりあげてきた本の中でなら、 続き …

第三の消費文化論―モダンでもポストモダンでもなく

ポストモダン消費論、というのがあった。 1980年代から盛んに言われるようになった。当時日本でもブームになった記号論など、ポストモダン思想の見方を用いて消費を分析する見方だ。 間々田さんは、ポストモダン的文化の内容について、その特徴を次の3点にまとめている。 続き …

流線形シンドローム―速度と身体の大衆文化誌

こういう切り口があったか。みごとな文化論。 流線形、streamline。今でこそ何気なくつかっているこの言葉の誕生と流行を追っている。副題にあるように、もともとは「速度」に関連した物理用語であったものが、身体性を持ち、政治的な力さえ持つようになった。 嚆矢と 続き …

学校裏サイト―ケータイ無法地帯から子どもを救う方法

ある調査によると、SNSなどのコミュニティサイトを利用したことのない保護者が3割という。しかし、出会い系はもちろん、学校裏サイトにしても、今問題になっているケータイサイトの多くは、コミュニティ系だ。保護者と子どもの間には、ネット利用においておおきな断絶がある。 続き …

テレビ番組事始―創生期のテレビ番組25年史

副題にあるように、テレビ放送が始まってからの25年間に放送された番組をたどった記録。同時代を生きた著者が、現場の様子を丹念に伝えている。 ひとつひとつの番組の裏舞台で行われていた苦労や、有名番組の思わぬ誕生秘話、配役の移り変わりなど、関係者へのインタビューも交 続き …

今、地方で何が起こっているか―崩壊と再生の現場から

朝日新聞紙上での連載をもとにまとめた書籍。 いま、地域を語るときに典型的に語られる二つの町がある。 夕張市と上勝町だ。「崩壊の現場」としての夕張市と、「再生の現場」としての上勝町。 この書籍もまた、ふたつの自治体をつないで語られる。 まずは全体像を振り返ってお 続き …

構造化するウェブ―ウェブの理想型を実現する技術とは

技術の背後には思想がある。岡嶋さんはそこに立脚している。個々の技術について解説する書籍は多くある。それら技術が実現する社会について論じた書籍もある。 しかし、それらの間をつなぐ形で描かれる書籍は少ない。一読をお薦めしたい。 副題で触れられている「ウェブの理想型 続き …