介護現場の現代的課題と条例改正

 3月議会では高齢者福祉に関する議案が上がっています。  いずれも国の動きに対応しての条例改正です。高齢者福祉の動向を知る意味で、すこし読み込んでみましょう。 議案27号 丹波市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改 続き …

介護保険料はどう決める?

 3月議会で、新年度の介護保険料についての提案がなされます。 議案26号 丹波市介護保険条例の一部を改正  介護保険料は3年ごとに見直されますが、令和3年度から5年度の介護保険料は、基準となる額でこれまでの70,680円から71,280円にあがります。  前も 続き …

親密性の社会学―縮小する家族のゆくえ

介護の社会化が進められている。 それはたとえば、介護保険制度を導入し、介護士などによるケアができる体制を整えることを意味している。つまり社会化とは、介護や育児といった、これまでは家庭内で担われてきた役割を家族から切り離し、社会としてめんどうをみようということだ 続き …

連帯と承認―グローバル化と個人化の中の福祉国家

日本はどこに行こうとしているのだろう。グローバル化、個人化を前提とした改革が進められた後、格差の解消が言われる現在は、あるいは福祉国家であろうとしているのか。そんな思いから、これはまさに副題にひかれて手にした本だ。 福祉国家という言葉を、精密に理解していたわけ 続き …

<病>のスペクタクル―生権力の政治学

生権力というのは、西欧の近代社会で行使されている権力を名づけた、フーコーによる造語だ。美馬達哉さんが第四章「<生>のテクノスコープ」で行っている解説を参考に、少しまとめておこう。 君主が絶対的だった封建社会では、人々は、従わなければ殺されるという「死の権力」に 続き …

ひきこもりの<ゴール>―「就労」でもなく「対人関係」でもなく

「就労」でもなく「対人関係」でもなく、とある。 逆に言えば従来のひきこもりの出口は、「就労」あるいは「対人関係」におかれていたということになるんだろうね。そのあたりの社会的文脈を、石川良子さんはこんな風に振り返っている。 まず、ひきこもりが新聞にとりあげられる 続き …