地方自治の要素と議員としての役割

 市議会議員に当選し、当選証書をいただいて4日目、新任議員研修が始まりました。

 研修1日目の前半は、タブレットの利用方法や文書管理システムの利用法などが中心。これらは主にシステム事業者さんが説明されます。
 後半になって、地方自治のこと、議会の役割、議員の役割などの学びとなりました。これは、議会事務局から説明があります。

 今日の学びからいくつかメモ。

 まず地方自治には二つの要素があります。住民自治と団体自治です。住民自治は、住民自身で地域を運営するという、地方自治の本質的要素で、民主主義の精神に基づくものといえます。一方で、団体自治は、住民自治の法制的要素といえ、地方分権の原理に基づきます。これらが両輪となって動いていくのが地方自治。
 歴史を見ると、明治22年から23年に発足した市町村、府県の時代は、特にドイツで見られるヨーロッパ大陸型を模範としたため、団体自治が色濃く、中央集権的な仕組みでした。現在は、戦後に導入されたイギリス型、アメリカ型の考え方により、住民自治が重視されています。
 今後、市民が主役のまちを実現するには、この住民自治をさらに進めていく必要がありますね。

 もう一つ、面白かったのが、「一般的な意思」と「分化的意思」の相克の話。
 議員はもとより住民全体の代表者ですが、たとえばゴミ処理場の問題のような場合、住民全体としての「一般的な意思」と、自分の選挙母体となった地区だったり組織だったりの「分化的意思」が相反し、矛盾する場合がある。そのような場合、議員は、自己の内部においてこれらを調整統合し、昇華する責務を有しているという指摘。これは、常に抑えておかなくてはいけない観点ですね。

 さて、明日もまた、研修です。それにしても、今回は11人も新任議員がいらっしゃるので、研修も活気があって楽しいです。

議員必携

 写真は本日いただいた『議員必携』。これをどれだけ読み込むか。学び、学び。

「地方自治の要素と議員としての役割」への4件のフィードバック

  1. 市会議員当選おめでとうございます。
    いつもfacebookを拝見してます。
    今回は市長も代わられたことなので丹波市にヤングパワーで新しい風を吹かせて下さい、期待&応援してます \(^^)/
    選挙前webにて後援会申込させて頂きました。

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