学校裏サイト―ケータイ無法地帯から子どもを救う方法
ある調査によると、SNSなどのコミュニティサイトを利用したことのない保護者が3割という。しかし、出会い系はもちろん、学校裏サイトにしても、今問題になっているケータイサイトの多くは、コミュニティ系だ。保護者と子どもの間には、ネット利用においておおきな断絶がある。 続き …
丹波市議会議員/雑文家
これからの社会ってどうなっていくんだろう。ぼくたちは、どんな指針をもって生きていけばいいんだろう。
そんなことを考えるときのヒントになるような書籍のレビューです。興味のおもむくままなので、トレンド的なものから、社会哲学的なものまで、基本的にノンジャンルです。
ある調査によると、SNSなどのコミュニティサイトを利用したことのない保護者が3割という。しかし、出会い系はもちろん、学校裏サイトにしても、今問題になっているケータイサイトの多くは、コミュニティ系だ。保護者と子どもの間には、ネット利用においておおきな断絶がある。 続き …
副題にあるように、テレビ放送が始まってからの25年間に放送された番組をたどった記録。同時代を生きた著者が、現場の様子を丹念に伝えている。 ひとつひとつの番組の裏舞台で行われていた苦労や、有名番組の思わぬ誕生秘話、配役の移り変わりなど、関係者へのインタビューも交 続き …
朝日新聞紙上での連載をもとにまとめた書籍。 いま、地域を語るときに典型的に語られる二つの町がある。 夕張市と上勝町だ。「崩壊の現場」としての夕張市と、「再生の現場」としての上勝町。 この書籍もまた、ふたつの自治体をつないで語られる。 まずは全体像を振り返ってお 続き …
技術の背後には思想がある。岡嶋さんはそこに立脚している。個々の技術について解説する書籍は多くある。それら技術が実現する社会について論じた書籍もある。 しかし、それらの間をつなぐ形で描かれる書籍は少ない。一読をお薦めしたい。 副題で触れられている「ウェブの理想型 続き …
この本を手にとってみようと思ったのは、舞台『悩み多き者よ』を見たからだった。ラサール石井さんプロデュースのその公演は、たまたま人間ドックで同席した中年男3人が、互いが同級生(同い年)だと知ったことから交友を深める様子を描く。 理屈屋がいて、愛人を持つ人がいて、 続き …