動画『小橋昭彦に聞いてみよう!」第6弾。
今回は、「列への割り込み」を題材に、「自由」を巡る政治哲学の観点から解いてみました。
まずは列を作るという現象とより良い列へのアプローチを、社会契約論や功利主義っていう、よく聞く概念をもとに説明。その後、「リバタリアニズム」と「リベラリズム」の違いについて、自由の二種類のあり方からアプローチして、列への割り込みが正当化できるかどうか、考えてみました。
同じ「自由」に関係しそうなのに、まったく違う「リバタリアニズム」と「リベラリズム」、今回この視点から説明してみると、あんがいすっきり違いが見えてくることにぼく自身気づきました。
説明では述べていませんが、強い自由をもとにする「リバタリアニズム」は経済社会と、公平性を重視する「リベラリズム」は福祉社会との相性がいいですね。
小橋昭彦に聞いてみよう!<2020年12月15日収録>
- 社会と個人 1分15秒
- 功利主義 3分5秒
- 自由の二形態 5分25秒
- リバタリアニズムとリベラリズム 8分20秒