ぼくが田舎に帰ったわけ

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ぼくがふるさとである丹波市にUターンしたのは、2001年暮れから2002年年明けにかけてのことでした。

過去の原稿を掘り起こすシリーズ、今回は、ちょうどそんな時期、2001年10月に発表した原稿です。ぼくとインターネットの出会い、そして田舎に帰る決意について触れています。当時における現在進行形の思いを記しています。

この原稿は、当時個人向けホームページサービスとして提供されていた「@nifty」というサービスから依頼されて書いたものです。パソコン通信という、インターネット以前のネットワークサービスの頃から利用していた富士通系のサービス。「With US, You Can.」がこのサービスの標語でした。

以下に記した、田舎を舞台にして行いたいことへの思いは、現在も変わっていません。

 ぼくが@niftyの前身であるニフティサーブに入会して、すでに10年のおつきあいになります。パソコンを買ったのが1989年、当初ワープロがわりに利用していたのですが、1991年、ニフティサーブの利用を始めておおきく変わりました。ネット上には多くのフリーソフトがあり、「フォーラム」と呼ばれるコミュニティが揃っていました。ぼくは各種のソフトをダウンロードして利用し、フォーラムに参加して知識を吸収したのです。

そして、もうひとつの転機は1998年1月。前年12月にはじまったホームページ開設サービス「メンバーズホームページ」を利用し、「Unplugged for eMarketers」を開設しました。おかげさまで同年の「ニフティサーブホームページグランプリ」をいただくなど好評を得ただけでなく、サイトをご覧になった編集者の方から執筆依頼が来るようにもなりました。まさに「With Us, You Can.」。@niftyが、ぼくをここまで育ててくれたといっていいと思います。

いま、時代は「個」を重視するようになっています。自己責任がいわれ、企業においても能力主義がうたわれています。そんな時代に、これまでぼくを支えてくれたように、@niftyが活躍できる分野はますます大きくなることでしょう。

ぼく自身は、近々田舎にUターンします。残念ながら今の世の中は、個人が「田舎に住みたい」と考えても、職の問題やネット環境など、それをあとおししてくれる状況にありません。むしろいっそう都市集中へ向い、選択肢が狭まっているようでもあります。そんな風潮が残念で、田舎から情報発信することで、ひとり一人が自由に選択肢を選べる、多様性のある世の中を作りたいと考えているのです。

多数につかないというのは厳しい選択です。でも、そんなときにこそ「いっしょに」と思うことができるやさしさを、@niftyには持ちつづけてほしいと願っています。

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