今、地方で何が起こっているか―崩壊と再生の現場から

朝日新聞紙上での連載をもとにまとめた書籍。 いま、地域を語るときに典型的に語られる二つの町がある。 夕張市と上勝町だ。「崩壊の現場」としての夕張市と、「再生の現場」としての上勝町。 この書籍もまた、ふたつの自治体をつないで語られる。 まずは全体像を振り返ってお 続き …

地域切り捨て―生きていけない現実

力作。 学術的な冷静な視点と、ジャーナリストによる現場の熱い空気が、よい混合をみせている。地域問題を考える人は必読。ここには、数多くの「生きていけない現実」がある。 現実に押しつぶされるような感覚というのは、こういう感覚を言うのだろうか。 しかし本書は、その現 続き …

地域再生システム論―「現場からの政策決定」時代へ

現場からの政策決定。 本書では、端的にはそれは「構造特区制度」を意味している。 地域の主体から提案を受けつけ、それらは「価値がある」ものという前提に立ち、できない理由ではなく実現する方法を探るという基本で行われ、審査情報も公開していく。 その特区制度の特徴や、 続き …

地域づくりの新潮流―スローシティ/アグリツーリズモ/ネットワーク

副題に並ぶ3つのキーワード。いずれも気になるテーマである。 まずはおさらいしておこう。スローシティ。この母体はご存知「スローフード運動」だ。スローフード運動は、1986年にマクドナルドがローマのスペイン広場に進出するという計画を聞いたイタリアのジャーナリスト、 続き …

地域主権型道州制―日本の新しい「国のかたち」

まちおこしをやっていると、ときどき無力感にとらわれることがある。なるほど、観光収入を増やしたり、農産物のオンライン販売をしたりと、一定の効果を生む事業はあるだろう。成功している地域も少なくない。しかし、それが持続的なまちおこしにつながるのか。結局、大きなところ 続き …