丹波市決算の概要(歳入編)

 「決算審査の勘所」「決算審査はどう行うか(健全性編)」に続いて、今度は歳入です。

市税の徴収状況

 予算現額79億1,436万円に対して調定額84億5,635万円です。このところ前年度比1.5%前後で伸びています。
 これに対して不納欠損額は2,116万円、これも毎年減っており、前年度比14.6%の減少。ちゃんと払ってもらえるようになっているということでもあり、所得向上が感じられる結果です。

 なお、未収金の総額では5億590万円。このうちそれより前からの滞納繰越分が78.7%を占めています。資力がありながら滞納する人がいることが監査意見書で毎年指摘されています。

補助金の確保状況

 「国庫支出金」「県支出金」と呼ばれる国や県からの補助金が適切に確保されたかどうか。国庫支出金で予算現額36億9,957万円に対して調定額31億7,841万円となっています。予算の85.9%しか確保できていないということですね。
 内訳をみると災害復旧費の国庫負担金で7,000万円の減、国庫補助金では土木費で2億円、教育費で1億7,000万円の減あたりが大きいです。
 事業が適切に見直された結果なら問題ありませんが、当初見込みの補助金が確保できずその分を一般会計から持ち出すといったことだと問題です。もっとも、前年度と比べると国庫支出金は6.3%増です。

 県支出金の方は24億1,981万円で、前年度比3.7%増。こちらも予算現額に対しては88.4%となっています。
 先ほどの国庫支出金もそうですが、予算現額に対しては毎年9割前後となっているので、ほぼ想定内という判断かな。

地方債の発行状況

 本年度の地方債の発行額は66億180万円で、昨年度比74.8%の増加です。西日本豪雨に伴う災害復旧関連や防災無線整備に伴う発行が増えています。また合併特例債を利用して医療センター関連についても発行されています。現在高は374億円。

 ちなみに市債の利率は10年債で0.01%ないしそれ以下です。合併特例債では15年で0.2%とかもありますが、全体的には有利なのでこんなものかな。
 市債の方は予算現額に対する収入率は7割前後。これは毎年こんなものですね。

 なお合併特例債については発行上限額は389億で、これに対して358億を発行済み。5年延長するとして、その間にあと30億ほど発行可能です。

財産収入

 財産運用収入が6,008万円、売り払い収入が1,690万円。公共施設については今後減らしていく必要がありますし、使わなくなった財産については適切に運用、あるいは売り払うなど効率化が求められます。

繰入金

基金から一般会計に繰り入れられた額は16億3,378万円。

その他の収入

 その他としては、分担金及び負担金3,903万円、使用料3億3,879万円、手数料2億8,266万円、寄付金1億2,277万円、繰越金21億2,900万円となります。
 収入未済額が1億4,400万円と前年から約2割増えています。特に雑入で前年度511万円から3,255万円に増えています。補助金不正受給の返還金の未済が大きいです。

“丹波市決算の概要(歳入編)” への4件のコメント

  1. 会計年度任用職員制度を導入するのにコンサルが入っていると言っていましたがそのお金はどこから出てるのかな?
    タダではないと思うが。市民抜きの税金の使われ方よね。常勤職員は全く仕事してませんね。そんな重要なことも決められないなんて。それこそ議会で審議することではないのかな。他人任せ。市民が納得しているのか。丹波市の未来がかかってるのに。いつも市民の生活は無視なんだよな。後出しじゃんけんはいい加減やめれば。

  2. ありがとうございます! コンサルの必要性はそれぞれかと思いますが、〇〇審議会のような、コンサル的な事案が多すぎる気はしています。頭ばかり重くて、現場への配慮が欠けている印象。今回の決算だけでは十分に踏み込めませんが、問題意識として持ち続けておきます。

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