まちなかホテル決戦(拾遺)

 前回「まちなかホテル決戦」で、今回の関連議案をご紹介しました。

  • 議案66号「丹波市支所設置条例の一部を改正する条例の制定」
  • 議案75号「丹波市立旧柏原町役場庁舎条例の制定」

 このうち75号の審議は特別委員会を組織して行っています。

 通常であれば、支所関連は総務文教常任委員会、建設部関連は民生産建常任委員会の所管です。それぞれ専門分野に分かれて審議をします。

 75号の旧柏原町庁舎条例についても、本来なら民生産建常任委員会で審議するところ。それがなぜ、特別委員会を新たに作って審議することになったのか。

連合審査と特別委員会と

 もともと議案の中身に水道庁舎跡地の管理などが入っており、部署移転も関連することから、総務文教常任委員会の委員も審査にあたりたいと意見がありました。
 まあ本音のところは、市民の関心が高く一年以上も議会で議論を続けている案件なのでできるだけ多くの議員で議論したいということかと思います。

 そこで最初、連合審査という形を考えていました。総務文教常任委員会から民生産建常任委員会に「審査に加わらせてほしい」と要望し、受け入れてもらえれば、議案審議に参加するというものです。

 しかし、本会議での質疑後、議案審議のための特別委員会を設置してほしいという要望が出てきて、議会運営委員会で諮ることになりました。
 ひとつの議案のために特別委員会が設置されるなんて、あまり例がありません。事務局によると、過去には丹波市の総合計画の審議に設置したくらいとのことです。

 特別委員会については、専門書では「常任委員会が設けられている議会においては、2個以上の常任委員会を通ずる事件又は特に重要な事件であって、特別の構成員により集中的に審査する必要がある場合や、連合審査会の開催、委員外議員の発言の運用では、その目的が達せられない場合」に設置するとあります。

 丹波市議会は委員会主義をとっています。委員会に所属する議員が専門の立場から判断し、その結果を本会議で報告、他の議員も含めて採決するという順序。
 連合審査の場合は、審議の質疑には総務文教の委員会の委員も加わることができますが、委員会採決はあくまでも民生産建の委員さんだけです。
 言い換えると、違いはそれだけです。

最終的に特別委員会に

 ぼくとしては、委員会制度を採っている以上、やはり一義的にはその委員会で審議するべきであると考えます。その際、連合審査として、他の委員会の委員さんの意見を参考にすることはあってもいいでしょう。
 しかし特別委員会を作るなら、よほど市にとっての重要議案の場合に限るべきではないかと。今回の議案75号がそこまでの重要議案かというと、そうではないと思います。たしかに市民の関心は高いですし、丹波市の経済に影響する案件とは思いますが、総合計画のように丹波市の将来を描くようなものではない。
 やはり委員会制という本旨を重視すべきと思いました。

 議会運営委員会でそのように意見もしたのですが、特別委員会にしたい委員の方が強く主張されました。
 7人の議会運営委員のうち、4人が特別委員会設置側の意見でした。ぼくの議論の癖は、戦うよりも合意を探る方向なんですよね。なので、こちらが折れるというか、要は「市にとって重要議案だ」との理屈をつけて、特別委員会を認めるしかないかなと。

 そんなわけで、①議会として議員総会等で議論を重ねてきたこと、②公益的施設をホテルという収益事業にするという大きな転換であること、③市長にとっての最重要施策であり市民の関心も高いこと、などを理屈として、特別委員会とするだけの重要議案であると、無理やり自分を納得させた次第です。

 でも、こういう相手に折れて和をとろうとする姿勢は、政治家としては失格かなぁと思ったりもしています。(苦笑)

 そんな次第で、特別委員会で審査することになったのでした。

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