丹波市の課題を解決!「丹波八策」

高齢化、少子化、雇用不安、国際化、激甚災害、人口減少。丹波市が抱える大きな課題群。これらに応えるのが「丹波八策」です。

高齢化なら元気にお出かけできる社会の実現、少子化なら家族の将来の安心を保証する制度への改革など方向性(ビジョン)を示し、複数の政策を組み合わせることで課題の解決を図ります。

これら6つの重点分野への取り組みに、それを支える行政の2大改革(広報力の強化と市民に近い市役所への改革)を加え、「丹波八策」として推進します。

  1. 広報力の抜本的強化【市政2大改革】
    丹波市がどういうまちか(高齢者にやさいしまち/子育てが楽しいまち)というメッセージを明確にし、それをメディアを通して分かりやすく伝えます。
    それによって、外に対しては「丹波市に行きたい/住みたい/応援したい」と思われる人を増やし、ふるさと納税の倍増を目指します。
    また内に対しては「住むことが誇り/人に薦めたい/帰りたい」と思う人を増やし、若者転入の倍増を目指します。
  2. 飛び出す市役所への改革【市政2大改革】
    庁舎を飛び出し市民のもとへ。もっともっと市民に近い市役所に改革します。民間との協働で若者や女性の意見を反映し未来へのアイデアを創出する「おもろいやん課」。
    地域おこし協力隊を倍増させるとともに、市役所からの女性、若者の活躍を推進します。
    窓口のあり方も見直し、DX(デジタル化)の力も借りて、申請主義(申請書待ち)の窓口ではなく、必要なサービスを市役所からお知らせし、簡単な手続きで対応ができる窓口に改革します。
    国や県との連携をしっかりとり、課題解決の先進都市として、どこよりも積極的に最先端の知識を取り入れ、先行して取り組みを行っていきます。
  3. 【重点6分野】シニア福祉:いつまでも元気にお出かけ社会
    高齢化への対応として、病気になられる前、未病段階での取り組みに予算をかけ、高齢者の方々がいつまでも元気にお出かけできる社会の実現を目指し、健康長寿を支えます。お出かけ手段の充実やお出かけできる場の開催への支援、お出かけへのインセンティブ(誘導策)などに取り組みます。
    デマンド交通網再整備/シニア団体活動応援金/認知症検査無料クーポン/お出かけ健康ポイント制度
  4. 【重点6分野】子育て支援:家族の未来を安心で支える
    出生時という一時点にお金を配るバラマキ型ではなく、子どもを育てる将来にわたって不安がないことを保障する方向に予算をシフトします。また、家族で安心して遊べ、家族みんなで育児に関われる社会を実現するための公園環境等の整備や職場の働き方改革を推進します。
    給食費や保育料無償化/民間連携でふるさと就職奨学金/こども食堂充実/多様な学びの場で不登校支援/パパ育休100%/子育て支援公園充実
  5. 【重点6分野】雇用政策:稼げるまちへ丹波スタイル
    半農半Xや内職など複数の職業をかけ持つ人が多い丹波市。自然の中でIT等の仕事をする人や女性起業家も増えてきている丹波市。それはまさに、これから人生100年時代の働き方です。こうした多様な働き方を支援するとともに、農業を食産業として発展させ、農業による雇用創出を図ります。加えて、中山間地の農地を守るため、家族経営型の農業で暮らしていけるよう、JAや中央市場と協力し、横連携による出荷体制を整えます。
    複業を支援/生活融合型起業を促進/AI等高度IT人材育成で企業の生産性向上/食産業視点から小農を支援し農家の所得向上
  6. 【重点6分野】文化交流:世界の中の文化都市・丹波市へ
    国際社会で活躍する子どもたちを育てたい。これが教育への思いです。そのため幼いころから外国の方々とのコミュニケーションに慣れる環境を整え、また、国際的な一流の文化に触れる機会を作っていきます。
    国際人であるためにもっとも重要なのは、自国やふるさとの文化伝統に親しみ、それを語ることができることです。従って、地域と連携したふるさとの学びを深め、学校を通して地域の方々も成長し、地域文化の継承につなげます。
    丹波市は関西圏を円で描くと、ちょうど中心的な位置にあります。舞鶴や天橋立、城崎や竹野、あるいは京都や大阪、姫路へも2時間圏内。海外からのお客様がゆっくりと滞在して日本観光を楽しまれる、そんな場所としてインバウンド観光を振興します。
    幼児から英語教育/図書館・図書室活用促進/国際音楽祭・映画祭・伝統文化祭/関西圏観光の滞在拠点に
  7. 【重点6分野】日常防災:災害時支援拠点のまちへ広域連携
    東南海トラフ地震の際、丹波市は被災者を受け入れるまちになると予想されます。従って、ある種の「シェルターシティ」としての強靭さを持たせるため、土砂崩れや内水対策、広域交通網(命の道)の整備を進めます。
    緊急時の対策は、いざというときのためだけではなく、日常的に利用できるようにしておく。それが「日常防災」の考え方です。ローリングストック(利用し続ける備蓄)の考え方、あるいは廃校を泊まれる学校として整備することで、普段は都市部の子どもたちの自然体験の宿泊施設として利用しつつ、いざというときは避難所に早変わりする、そんな対応が可能になります。また、丹波市の空き家を都市部の方の第二の家として保有してもらうことも、日常防災のひとつです。
    内水対策実施計画/泊まれる学校で被災者支援/広域道路網・鉄道網維持整備
  8. 【重点6分野】集落運営:世帯数減少を見越した縮充の暮らし
    人口減少のもっとも大きな影響は、集落の世帯数減少に現れます。今後10年、15年後に集落の姿がどうなっているか、集落単位でなら、子どもが帰ってくる等の予測も立てやすく、将来像を具体的に描けます。まずはそうした未来図を集落ごとに作成します。
    その上で、行政と地域だけではなく、企業とも連携協定を結び、社会福祉協議会をはじめ、多層的な支え合いのネットワークを築きます。機能消防のように、企業の協力がこれからの時代は欠かせません。
    集落の規模が縮小しようとも、生活は充実している。そんな基盤を実現していきます。
    集落未来計画策定/企業と連携し見守り協定/消防団機構改革