4年間の議員活動を振り返る―残された課題の解決策

先行き不透明な時代、地域活性化のカギは何か。さまざまな経験を積み、全国の事例も調査してきましたが、ひとつの正解があるわけではありません。

 ただひとつ言えるのは、元気なまちでは、さまざまなプレイヤーがいきいきと活躍しているということ。誰かが何かに挑戦しようとするとき、その可能性を応援する風土があるということ。
 そうしてたくさんの挑戦が生まれ、そのうちのいくつかが、未来につながっていく。

 未来をつくるのは、私たちひとり一人の市民です。

 だから、市民が主役。

 そのために必要な条件は何だろう? これを、政策の3本柱としてきました。

  1. 市民の活躍を支え、共にはたらく市政であること。
  2. 市民が活躍する糧となる地域資源を育むこと。
  3. 活躍を応援する地域風土を醸成すること。

4年間の成果から次のステップへ

 市政報告会では、これら3つの政策の柱に添って、何がどの程度達成できたか、ご報告しました。詳しくは「4年間の議員活動を振り返る」で述べた通りです。

 その上で、残された課題に添って、それぞれの柱ごとに、あらたな取り組みテーマを整理してご紹介しました。

 それはつまり、政策の柱は変わっていないということです。そもそも4年前に政策を考えたとき、長期的目線で市政を見ていました。だから、それにそって立てた3つの柱は変える必要が無いと、今回判断しました。

 新しく皆様にお約束することについて、詳しくは「市民のみなさまへのお約束【2020】」をご参照ください。「市民のみなさまへのお約束【2016】」と比較して変えているところについて、以下に述べさせていただきます。

 一つ目の柱である市民と協働する市政への変革については、1期目で達成した「市民プラザ」については取り組み項目から外し、代わりに必要性が急激に高まった「市役所のデジタル化」を組み込みます。
 残る二つ「市民と協働する職員」と「民間活用」はそのままで、取り組みをより深化させます。特に「市民と協働する職員」については、議会の改革が欠かせないとより強く考えるようになりました。従って、議会改革に重きをおき、その結果として職員さんのモチベーションを高めたいと考えています。

二つ目の柱である地域資源磨きに関しては、雇用の創出をより強く意識するようになりました。なかでも「農業の食産業化」により付加価値を高めて雇用を生む姿勢は変わりません。
一方で、「市政におけるマーケティング組織の設置」やバイオマスに代表される「里山ビジネス」については優先度を下げ、「継業や創業」そしてポストコロナを見据えた「移住定住促進支援」という緊急度の高い問題の解決に関する優先度を上げました。

 三つ目の柱である活躍を支える多様性のある社会に関しては、「ITを活用したはたらき方改革」や「丹波の資源を活かした子育て支援」など、ほぼ変わらず取り組んでいきます。
 ただ、「多様性を市民の誇りにする」ことについては、「伝統文化」という、より具体的な取り組み項目を通した取り組みに深化させようと考えています。

市政報告会の資料を公開します

 そんなわけで、上記をふまえた要点を示した資料を作成し、市政報告会に参加いただいた皆様にお示ししました。

 ここに公開させていただきます。

市政報告検討資料web版

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