それは過去のチェックか?~決算審査の意義

9月の議会は、決算審査が中心です。 市の会計は、5月末までの出納閉鎖期間(前年度分として確定した収入や支出を整理する期間)を経て、6月中旬から2カ月ほど、監査委員による決算監査があります。その意見書を受けて、市長から9月の議会に決算認定の議案が提出されます。 続き …

団体自治と住民自治~二元代表制に思う

先の6月議会で議会改革特別委員会が設置され、丹波市議会基本条例の見直しとそれに伴う議会改革がいよいよ本格化します。 基本条例の見直しは、同条例の29条で「一般選挙を経た任期開始後、できるだけ速やかにこの条例の目的が達成されているかどうかを議会運営委員会において 続き …

再質問、議会での議論の活性化のカギは?

一般質問における再質問の話。 議員側が、執行部の答弁をさまざまに予測し、再質問の準備をすることは前述の通り。 ただ正直、思うのですが再質問で事例や数字を準備するのって、なんとなく落ち着かないですね。執行部はその事例や数字を初めて目にするわけで、抜き打ちしている 続き …

答弁から再質問へ~ここからが勝負!?

さて。一般質問に対して執行部が作成した答弁書。 議員がその内容を知ることができるのは、当日本会議での質問を終え、質問者席に着いたときです。 答弁原稿が、質問者席の隅に印刷して置かれています。これをおもむろに手に取って、目を通しつつ答弁を聞きます。(当人以外の議 続き …

一般質問の組み立て方~マーケティングとイノベーション解題

再質問の話に入る前に、一般質問についてもう少し。 ときに「議員は市政のチェックが仕事だからやりたいことを実現できないのでは」という質問をいただくのですが、ぼくはそう思いません。 一般質問を通して、やりたいこと(公約)を実現することができると考えています。 ぼく 続き …

質問から答弁へ、1月の石段の風景とともに

前回の「いない相手に向けて質問をする」に関連して、質問を演壇からしないという自治体もあると聞いたので、調べてみました。 丹波市のような方式をとっている自治体は約3割、また約2割は最初は演壇、再質問からは自席で行うスタイルだそうです。これも同様と考えれば、およそ 続き …

いない相手に向けて質問する

1カ月とは早いもので、12月定例会を1月19日に終えて、気づけば2月24日に開会する3月定例会が迫っています。 新人議員の間では、次の定例会での一般質問に向けた会話が飛び交っています。なかにはすでに草稿を仕上げている人もいて。ぼくも少々焦ってきました。 さて、 続き …

議会では「事件」が起こっている!

今回の「議会では『事件』が起こっている!」というタイトル、釣りじゃないんです。といって、誰も殺されていませんし、窃盗があったわけでもありません、もちろん。 ぼくも驚いたのですが、初議会最終日、本会議を閉じるにあたっての議長の言葉です。 「本定例会に付された事件 続き …

議会は一般質問がおもしろい! かもしれない(^^

いよいよ一般質問が始まりました。「不確実な未来に向けて『質問』をする」でも書いたように、議員それぞれが自分のテーマで市政への質問を投げかけます。 通常の議会活動は、議案審議にしろ所管事務調査にしろ、市からの提案なり事業内容なりがあった上でのことです。したがって 続き …

「ぎうん」って何だ?

昨日は「議会運営委員会」がありました。通称「ぎうん」です。 「総務」「産業建設」「民生」という3つの専門に分かれた常任委員会以外に、もう一つ常設されている委員会です。 構成メンバーは7名。「それぞれの委員会選び」で触れたとおり、3つの常任委員会及び会派のバラン 続き …