決算審査の着目点~議員必携をもとに

そんなわけで続く決算審査。『議員必携』をもとにしつつ、どんなところに着目して審査しているのか、メモします(金額は平成28年度決算に基づくもの)。 歳入の審査 歳入には各種あるわけですが、丹波市の場合、全体で412億円のうち、地方交付税が約3割、市税は約2割、市 続き …

それは過去のチェックか?~決算審査の意義

9月の議会は、決算審査が中心です。 市の会計は、5月末までの出納閉鎖期間(前年度分として確定した収入や支出を整理する期間)を経て、6月中旬から2カ月ほど、監査委員による決算監査があります。その意見書を受けて、市長から9月の議会に決算認定の議案が提出されます。 続き …

協働とスーパー公務員と

いよいよ9月議会。この9月議会は決算審査がメイン。決算については別の機会に触れさせていただきますが、後半以降、集中審議に入ります。 さて、今は一般質問の最中。ぼくの登壇は3日目、9月7日(木)の3番目、全体の大トリになりました。9時から始まって、一人1時間以内 続き …

分人をめぐる冒険~あるいはローカルへの分断をジャンプする

いよいよ始まりました、東京での『ソシエテ・リベルテ』。8月から全6回(うち1回は丹波地域へのエクスカーション!)で開催するトークセッション。 テーマは「ココロ動くローカル」。地方創生と言われ、海士町や神山町、雲南市、塩尻市など著名事例も出てきて、地方でチャレン 続き …

請願あるいは予算編成権~猫の不妊助成をめぐって

今回は請願の話。 請願というのは、市民の方から議会に対して出す意見の形式の一つです。意見の出し方としては、より簡単な「陳情」という方法もあるのですが、「請願」は紹介議員が間に入って議会に対して提出されるものです。 陳情の場合は、いただいた意見書を各議員に回覧す 続き …

団体自治と住民自治~二元代表制に思う

先の6月議会で議会改革特別委員会が設置され、丹波市議会基本条例の見直しとそれに伴う議会改革がいよいよ本格化します。 基本条例の見直しは、同条例の29条で「一般選挙を経た任期開始後、できるだけ速やかにこの条例の目的が達成されているかどうかを議会運営委員会において 続き …

生き心地の良い町を目指して~丹波市の自殺率をめぐって~

いよいよ昨日、6月議会が開会しました。 今朝のニュースで、日本の自殺率(平成26年)が10万人当たり19.5人、世界ワースト6位ってありました。今回はそれに関連する話。 参考までに、丹波市の自殺率は、平成18年~20年の平均が30.0、平成21年~23年は20 続き …

丹波市を寛容性のあるまち、多様性のまちに

議会の開会中はなかなかブログも書けないぼくです。 昨日は市長が職員さんのお葬式に参列するということで、午前中を30分延長、午後は14時半からと変則的な日程が組まれました(ご冥福をお祈りします)。一般質問は予定通り、7人が演台に立ちました。 今日も7人の予定です 続き …

再質問、議会での議論の活性化のカギは?

一般質問における再質問の話。 議員側が、執行部の答弁をさまざまに予測し、再質問の準備をすることは前述の通り。 ただ正直、思うのですが再質問で事例や数字を準備するのって、なんとなく落ち着かないですね。執行部はその事例や数字を初めて目にするわけで、抜き打ちしている 続き …