それは過去のチェックか?~決算審査の意義

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9月の議会は、決算審査が中心です。

市の会計は、5月末までの出納閉鎖期間(前年度分として確定した収入や支出を整理する期間)を経て、6月中旬から2カ月ほど、監査委員による決算監査があります。その意見書を受けて、市長から9月の議会に決算認定の議案が提出されます。

丹波市議会では、議長を除く議員全員で特別委員会を設置し、およそ5日間を費やしてじっくり審査します。

決算に限らず、議案の審査というのは、通常は市役所当局に出席してもらって質疑を行う進め方なのですが、今回の決算については、1日を議員だけの討議の日程にとってあります。

これは議会改革の一環です。議員間で討議を行って論点を整理し、次の予算につなげてもらえるような提言を行おうとするものです。これによって、決算と予算が断絶することなく、予算・決算のサイクルを回すことを目指しています。

ときに決算って、支出したものを無しにはできないし、過去のことなので難しいと言われますが、このように未来に向けたサイクルの一環なのですね。

さて。決算書類。これが膨大な量があります。

決算書(一般会計、公営企業会計など各種)、決算付属資料(財政の健全化等に関する説明など)、あるいは監査委員からの意見書。

加えて今年からは、600を超える小事業ごとに詳細な説明をつけた様式も提出されるようになりました(印刷すると分厚くなりすぎるのでタブレットで確認する仕組み)。

9月の連休は、これら資料を読み込んでいたわけですが。

読み込みつつ、気づいたことがあります。

決算って、哲学を持ってチェックしないと、重箱の隅をつつくような見方になっちゃいますね。

もちろん、正しく使われているか細かく見ていくこと、それはそれで重要なのですが、そもそも丹波市の未来を作るにあたって、どこに力を入れるか、その力の入れ方を反映したお金の使い方になっているかどうか。そこをみなくてはならない。

決算認定制度の意義とは何か。『議員必携』から。

1次的意義
予算執行の結果を確認し、検証することで、予算効果と行政効果を客観的に判断する。
2次的意義
認定制度があることで、市長や会計管理者に対する事前統制と事前監視の役割を果たす。
3次的意義
住民に対して実態を知らせて理解と納得を得ることを通し、財政民主化を徹底する。

重箱の隅をつつく見方をしてしまうと、2次的意義しか果たさない。議会なりの哲学を持ってチェックすることで、1次的意義とともに、住民にも分かりやすく伝えるという3次的意義を果たすことにもなるのでしょう。

とはいえですね、この哲学をもってチェックするって、非常に難しい。たとえば「子どもたちの未来に投資する」という哲学を持っていたとしても、それをどのように決算認定に反映させるべきなのか。悩みつつ、進めています。

決算関連資料

こちらが決算関連資料(電子配布のものを除く)。決算審査、火曜、水曜、木曜と続きます。傍聴、中継視聴などいらしてくださいね。

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